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真実のめくりっぱなし

日本の最近のニュースを見ていると、再び「改ざんブーム」が来そうですね。あえて「ブーム」と呼ばせて頂きますよ。今回、ターゲットになったのは油圧機器メーカーKYB(本社・東京都港区)と子会社が製造した免震・制振装置の性能検査データ改ざん事件です。

古くはシンドラー社のエレベーター問題から姉歯設計の改ざん問題、旭化成建材の杭データ改ざん。

最近は興味が逸れていたのか、あまり話題にされなかったですが、今回のKYBの一件でまたデータ改ざんブームが来そうだなという予感がします。

先に申し上げておきたいのは、先に出た会社が悪くないと言っているのではありません。
きっちりと正確にデータを取り、それに基づいて施工するのは当然の事です。

ただ、僕が今回、話題に取り上げたいのはマスコミやネットニュースやらは一旦、視聴率やビュー数が上がるとそれに便乗して、その関連の話題をこぞって掘り起こし捲りまくりますよね。それっておかしくないですかね?

各話題をまんべんなく民間に伝えるのがマスコミやネット情報の本来の姿だと思うのですが、ネットもテレビもクライアントの広告料に振り回されて、極端に偏った情報を一時的に集中して叩くのです。それにコメントや世論が集中して、広告料を得る。。。そこにニュースを伝える本来の正義など全くないのです。

情報を無作為に掘り起こしてつるし上げ、良いも悪いも捲りっぱなし。ブームが去ると何の興味も示さない。。。

行儀の悪い子供やあるまいし、報道したなら、せめて事件後の検証などの後片付けまでしろよ!と思います。今回のKYBの制振ダンパーのデータ偽装の問題については、物件価値や市場の信用を損なう問題だと思います。

思いますが最低最悪の復旧しえない問題なのかというと僕個人的にはそうは思いません。

交換して修正できるものだということですから、それを修正して世の中にお詫びとデータの再提出をして、今後の再発防止に努めればいいんじゃないでしょうか?

そうなれば、今この問題を叩いているネットニュースなどはその改善の経緯まできっちりとニュースにする義務はあるんじゃないでしょうか?ただ、そんな記事はビュー数が伸びないので書くことは無いでしょうけどね。無責任に下品に晒しっぱなしにして、小銭稼ぐのはやめとけよ。。。

一昔前、肉食品の問題がヒューチャーされた時、マスコミやネットニュースは連日そればっかり取り上げてましたよね。狂牛病問題、鳥インフルエンザ、豚肝炎などなど。。。

これらのブームが去った後、どういう対策をされてその後どうなったかなんて話題にすらなりません。世間もあれだけスーパーで牛肉が売れ残りまくってたのに、今や旨そうに吉〇屋の牛丼食べてますよね。世間もニュースも所詮その程度のものです。

ですから、皆さんも情報に振り回されずに、真実を見て暮らさないと一生カモにされますよ。

マスコミや大手企業の販売戦略や囲い込みなんて、こういう群衆心理を利用した、「イワシ漁」みたいなものです。皆さんもサンマやイワシにならないよう地に足付けて行動してくださいね。

しかし、制震ダンパーのデータ改ざん。。
これを掘り起こすなら、他の建築関係機材を扱ってる会社さんは戦々恐々としているのでは無いでしょうか(笑)

それでは今回はこの辺で。

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