不動産アウトソーシングの歴史
前回ブログ更新から気づけば3ヵ月経ってしまいました。
いつもご愛読頂いている皆様ご心配おかけしてすいません。『おい!河合大丈夫か?酒飲みに行けんようになって気が振れたか?』とか『おっさん!もしかしてどっかのホテルに隔離されてるんじゃないやろな!』とか、心在るような無いようなお声をかけて下さった方も多くいらして、なんとお詫び申し上げたら・・・とは全く思ってないんですけど、ちょっとブログを更新できなかったのは確かです。
というのも、今年から重要事項説明書・契約書の作成サポートの全国展開を掲げて、システム作りをしたり、新体制のチーム制を取り入れる試みをしたりという事もあったのですが、ただ単純に案件が多すぎてパニクってテンパって仕事を我武者羅にこなしておりまして、正直、ブログどころの騒ぎではございませんでした。
すいません。。。これからは定期的に更新していきますので、見放さないでくださいね。
不動産のアウトソーシングの歴史
さて、新型コロナウィルスの収束が見えない中、世の中の「新しい働き方」というものが定着してきた感じがありますね。重要事項説明書・契約書の作成サポートも当初サービスを始めた頃よりも、より定着してきて、世の中のスタンダードになりつつあるのではないのかなという感覚もあります。
遡ると、不動産のアウトソーシングって結構昔からあって、僕が不動産仲介営業をしていたころは自分で輪転機(印刷機)を回して、チラシを作って、営業マン自身が夜中、チラシをもって撒きに行ってたのが、徐々に「ポスティング代行サービス」が普及しだして、僕たちが印刷したチラシを、営業所まで取りに来てくれて、一枚3円程(当時20年以上前の話です。)で代わりにポスティングしてくれてました。チラシ撒きって毎日の事なので体力的に物凄く助かったのを覚えてます。
それから、簡易チラシを作成してくれる代行業者や、間取りをパソコンで格安で書いてくれる業者などが出てきて、今まで自分たちでチラシの構成を考え作成し、間取りもトレースシートを図面を乗せて手書きで書いていたものが嘘だったかのように、安くて綺麗なチラシがアウトソーシングで賄えるようになり、営業マン的には、営業に集中できる時間が格段に増えたのを思い出します。その代わりそこに会社がお金をかける分、営業ノルマは過酷になりましたけどね(笑)
その中で僕たちの商圏内だけだったのかもしれないですが、最も個人的に衝撃だったアウトソーシングの登場があり、目から鱗だったのを覚えています。
20年前はまだ紙の物件シートをバインダーに入れてお客様に物件紹介しておりまして、当然ペーパーなので、物件シートを自動更新してくれるわけでもなく、手動でそのバインダーに閉じている物件シートを更新しなければなりません。いくら紹介しても他社物(レインズ物件)が売れてしまっていれば、時間の無駄だし、お客様にも迷惑が掛かってしまいます。なので、僕ら仲介営業マンの雑務の中に「他社専任物件の物件確認」&「レインズの新規の物件資料をファックスで送ってもらう」という非常に面倒くさい作業がありました。
これを営業マンと事務員さんと手分けして、週に2度ほど一気にやっていたのですが、これを一手にアウトソーシングしてくれるという不動産アウトソーシング業者が現れたのです!
その名も『物確ネットワークス』!!
『物確ネットワークス』、そんな商売があるのかと非常に驚いたのを覚えております。
人海戦術で物確ネットワークスの事務のお姉さんが片っ端からエリア内の物件確認を行ってくれて、ペーパーに印刷してくれて最新の冊子を営業所まで届けてくれるのです。しかも、当初、コードを打ち込んで出力するタイプのレインズ作業をやってくれて、新規物件までファイリングされているという素晴らしさ!
感動ものでしたよ(笑)
しかも、このビジネスモデルの凄いところは、一つ冊子を作ってしまえば、その同じコピーがその地域の不動産業者全てに営業で売り込めるという事です。当時はこのサービスが一世風靡したのを思いだします。
今でこそ、昨今のコンピューターの普及で、このビジネスモデル自体は消滅しましたが、人の役に立つアウトソーシングを考えていくうちに、こういう商売も出てくるのは今も昔も変わりません。
時代を経て、リモートワークやアウトソーシングが当たり前になる世の中で、重要事項説明書・契約書の作成サポートアウトソーシング業者として、「河合哲司不 動産よろず相談所」が時代の風雲児になれるよう、全国展開とその仕組みづくりを整えていき、さらに皆様のお役に立てるよう頑張っていけたらなと思っております。
それではこの辺で。ではまた。