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消費税増税の副産物と実需の落差

週末にはかなり猛烈な台風19号が近づくと言われていますが、皆様におかれましては備えの方は大丈夫でしょうか?ちょうど週末の13日に最近大いに盛り上がっているラグビーの試合 日本×スコットランド戦が横浜であるということで楽しみにしてらっしゃる方も多いかと思いますが、この調子だと思いっきり直撃の予想ですね。できればもっと東に逸れてもらって、試合が開催されればいいなと思っております。

消費税増税の副産物と実需の落差

世間では10月より消費税が10%になりたばこも値上げされましたね。

生活必需品は8%のままであるとか、○○はぜいたく品だから10%になるとかね。ワイドショーも余程ネタがないのか、毎日毎日この消費税の細かな区分と韓国の政権の問題ばかりやってますよね。

正直、全く面白くもなんともないです。他所の国の政治の汚職なんてどうでもいいですよ。他人の国に関心持つほど余裕じゃないでしょうに。日本。

消費税増税の副産物的な政府のメリットって「物価上昇」だと思いませんか?

僕は2%の消費税増税よりもこの増税により、内税にすることによる便乗値上げをする店や切り上げ値上げする店が全体的に増えることにより、物価上昇目標2%達成!!みたいな幼稚な施策というか企みも正直あるのではないかと思ってるんですよ。

需要の増加による実需インフレが全く起こる気配が無い中で、株式を触ってる方はご存じかと思いますが、株と同じような考えで、買い気配のない上昇をこの増税に便乗する者に便乗して(笑)副効果を狙っているんじゃないかと疑ってしまいます。

例えば税別500円の物は消費税8%だと支払いは540円ですよね。これをこの増税のどさくさに紛れて税込み580円に価格改定しました!と言ってしまえば約30円の値上げです。この現象が日本全国あちこちで起こると、需要がある無しにかかわらず、物価上昇率2%達成なんて楽勝じゃね?と思ってしまうのは僕だけでしょうか?これで安倍政権と日銀の黒田総裁は面子が保てると言うわけです。

まあ、こんな付け刃の張りぼてで対処してもすぐに化けの皮ははがれるんですけどね。

政府の思惑とすればこういった小手先の子供だましのような事をやっているうちに実需が付いてきてくれないかなと期待を込めて祈っている最中かと思いますよ(笑)

不動産への影響は

そんなこんなで不動産の中でも土地には消費税は掛かりませんが、業者が売る「建物」には消費税がかかります。

例えば土地を3000万円で購入して、新築住宅を2000万円(税別)で建築すると総額は5200万円となります。増税前は総額5160万円でしたので40万円の支出増です。

これを考えると新築住宅や新築マンションを買うとなると額が大きいので消費税増税もばかにならないですよね。ですので、本来なら10%の消費税増税前に駆け込み需要が期待されると予測されますが、今回はかなり不発だったとの報告が各分野の不動産業界人が申しております。前回の5%から8%に改正される時は結構駆け込み需要のご利益を受けたんですが、今回はちょっと様子が違うようですね。

少子化、高齢化、働き方改革と国力低下の方向に全速力で突っ走っている中で、これからの日本の不動産を動かしていくには、相当のカロリーが必要になってくると思いますよ。いつまでも国民を住宅ローン減税で甘やかしていてはだめです。

「北風と太陽」の北風を吹かす番ですよ。優遇というアメにはもう慣れ切って有難みを感じてないんだと思います。

次は優遇撤廃で不動産流通活性化にブーストを掛けていく時代じゃないですかね?

不動産業界の皆様もこれからオリンピックに近づくに連れて不動産価格が上昇し、売買がより動かし辛い時期に突入するかもですが、ラグビー日本代表のように「ゴールはここじゃない♪まだ終わりじゃない♪」という気持ちで日本の不動産流通を皆で活性化させていきましょうね。まさに『兵、走る』の精神じゃないと予期せぬ波にのまれかねないですよ(笑)

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