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飛地

毎日、肌を刺すような暑さが続いておりますが皆さまお元気ですか?
もう少しで暑さも和らぐと思いますので、営業マンの皆様ももう少し辛抱してオープンハウスや案内を耐え抜いて頑張りましょうね。

今回は「飛地」についての話です。

不動産業をしている方ならご存知の方も多いかと思いますが、世界には「飛地」というものが存在します。

飛地とは何かといいますと、
ある領域Aがあるとします。Aの領域がA以外の領域によって、複数に分断されている状態にあるものです。Aの主要地域以外のその他の領域が飛地です。解りやすく言えば、国単位でいうと東南アジアにある東ティモール共和国です。この国の大部分は岬の先端に集中しているのに、ある部分だけ国境を挟んで別の隣国の中にあります。

飛地

これは日本にもあり、代表的な場所でいうと、「伊丹空港」の敷地です。

伊丹空港は大阪府豊中市、大阪府池田市、そして兵庫県伊丹市の二府県三市にまたがって立地しているのですが(これもややこしいが)、その三市が飛び地として入り乱れているのです。
大まかに言うと、大阪府と兵庫県の府県境では豊中市と伊丹市が隣り合っているのですが、伊丹空港周辺では本来豊中市が位置するところに池田市が割り込んでいます。そしてその敷地に豊中市や伊丹市の欠片が散らばっているという具合なのです。

飛地イメージ 豊中市

飛地イメージ 池田市

飛地イメージ 伊丹市

池田市の真ん中にぽつっと豊中市がある所の取引をしたことがありますが、住んでる人も売る方もたまったもんじゃありません。住民票を取るにもちょっとした役所の用事もめっちゃ遠いです(笑)。重要事項説明書を作るにも池田市の中の物件を扱うのにわざわざ豊中市役所まで行かなければなりません。結構な時間と手間がかかったのを憶えています。

なぜこのようなことが起きたか?

外国の飛地は防衛拠点の確保であるとか貿易拠点の確保など、合理的要素があり納得できる部分もあるのであるが、日本の場合はほとんど、江戸時代からの名残だとか、河川の流路変更に因るもの、新田などの開拓、隣接しない市町村の合併に因るもの等です。

・・・これほっておくのって役所の怠慢だと思いませんか?
ほんまね。ややこしいねん!!!ちゃっちゃと治してくれませんかねー?どう考えても釈然としないので。

それだけが理由ではないかもしれませんが、僕はこういう公的機関や国の怠慢が見え隠れするのが大嫌いです。

法務局の謄本ですら、結構間違えてますからね。。。公図もええ加減なものが多いです。営業マンもあんなもん公的機関が発行してるからといって鵜呑みにしてはだめですよ。重要事項説明書を作成するときには、ちゃんと自分の目で確認して少しでもおかしい所があれば裏付けを取りましょう。それで、クレーム引いても法務局は責任取ってくれませんからね。民間には責任追及が厳しいのに公的機関の怠慢はスルーされるのが常ですから。

重要事項説明書は裏付けを取って作成する事

そういえば年金の運用損が前期比10兆円以上の損失額を計上していると予想されています。
へたくそが。。。。損こいて国民に「おかわりー!」て言われてもね。。。
払う気失せるのが正直な気持ちです。
他人に厳しくするなら自分にも厳しくして欲しいものです。

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